住民の皆さまに新年度のご挨拶をさせていただきます。
三室山の桜も満開を迎えておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?西和医療センターも新年度を迎え、新しい職員が新しい風を吹き込んでくれています。
さて、私が院長を拝命して2年間、新型コロナウイルス感染症に翻弄された月日であったと思います。その間、住民の皆さまも感染への不安や経済への影響などさまざまな不利益を受けておられたことと推察します。そのなかで、医療機関にできることは、ひたすら感染した患者さん、悪化された患者さんを治療してゆくことでした。この2年間で、700名を超えるコロナ患者さんの入院での治療をさせていただきました。当院は独立行政法人の機関ではありますが、県の病院です。職員は公立・公的病院の使命感をもって職務に当たっております。院長としては、職員の高い使命感を追い風にできたからこそ、ここまでコロナ診療に邁進してこれたものと考えております。住民の方々からの温かいお言葉、励ましのお言葉をたくさんいただいたことも、職員のモチベーション維持には不可欠でした。住民の皆さまには、あらためて、深く御礼申し上げます。4月に入ったところですが、コロナの第7波もひたひたと迫ってきております。当院も次の大波に備えてコロナ診療体制を維持し、役割を果たし続けて参ります。今年度も、住民の皆さまのご支援をいただきながら、職員一同がんばって参ります。よろしくお願い申し上げます。
奈良県西和医療センター 病院長 土肥直文